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腎臓で血圧が高くなる病気

血圧が高くなる病気について

高血圧にならないように普段から気をつけている人でも、血圧が高くなることがあります。それは、血圧が高くなる病気になっていることが関係しています。

血圧が高くなる病気によって起こる高血圧を二次性高血圧といい、血圧が高い人の5~10パーセントが二次性高血圧というデータがあるのです。

病気を発症しても、自覚することが難しいため高血圧を防ぐために二次性高血圧について知っておく必要があります。

腎臓から二次性高血圧を引き起こす?

腎臓の働きは、食事で余分に摂取した塩分を尿として体外に排出することです。塩分と水分の量を調節することで、血圧を正常に保っています。

血圧が高い場合は尿の量を増やして血圧を下げて、逆に血圧が低い場合は尿の量を少なくして血圧を上げます。このように腎臓が働くことによって体内の血圧を調整しているのです。

腎臓の働きが悪くなることで、高血圧を引き起こしてしまいます。腎臓で発症する病気の中には、二次性高血圧の原因となる「腎実質性高血圧」と「腎血管性高血圧」があります。この2つの血圧の高くなる病気は多くの人が発症して高血圧になることが多いので、予防のためにどのような病気なのか知っておくべきです。

腎実質性高血圧

腎実質性高血圧とは、腎臓に発症する病気が原因で高血圧になることをいいます。糸球体腎炎・慢性腎盂炎・水腎症・腎硬化症という病気が原因です。

  • 糸球体腎炎
  • 〈原因・症状〉

    糸球体腎炎は腎臓にあるろ過装置の役割をする糸球体で発症する病気で、ろ過装置の働きが悪くなりって血尿やタンパク尿が出てしまいます。

    糸球体腎炎には慢性糸球体腎炎と急性糸球体腎炎があり、慢性糸球体腎炎の原因は今のところ判明されていません。免疫複合体が糸球体に沈着したり、血液が凝固したりすることが原因といわれています。

    急性糸球体腎炎は扁桃炎や中耳炎などの感染症が原因で発症します。感染症を治すために体内で抗体が作られますが、その抗体が糸球体のろ過装置に引っかかってしまい炎症を起こすのです。

    〈治療方法〉

    軽度の糸球体腎炎なら薬物療法ではなく、塩分の量を控えることと、体に負担をかけないよう過労を避けることが大切です。定期的に血液検査や尿検査を行ない、経過を見ながら治療します。

    高血圧の症状が出ている状態では、腎臓に負担をかけるので薬物療法をします。降圧薬を服用して、上がった血圧を下げて調節する治療です。

  • 慢性腎盂腎炎
  • 〈原因・症状〉

    尿路から細菌が入り込んでしまい、腎臓や作られた尿を集める腎盂という組織に炎症を起こすことを腎盂炎といい、これを何度も発症することで慢性腎盂腎炎になります。

    慢性腎盂腎炎は食欲不振や腰痛、全身への倦怠感などの症状が特徴です。自覚しづらいので放置する人が多いです。徐々に悪化していくと高熱や腰や背中に痛みを感じるようになり、高血圧や腎不全を患う恐れがあります。

    〈治療方法〉

    水分を多く摂り、抗生剤を投与して治療を行ないます。回復していけば、今度は腎盂炎を何度も発症してしまう原因を調べて、その原因に合わせた治療を行なうことで改善できます。

    定期的に腎臓検査を受けることで、状態を確認して早期発見が可能です。また、普段からできる予防法としては、体を横にすることで腎臓へ多く血液を送ることができるので、実践してみてください。

  • 水腎症
  • 〈原因・症状〉

    水腎症は腎盂近くの尿路がつまって尿を排出されずに体に留まって、腎盂や腎杯と呼ばれる部位が拡張する症状です。

    発症した際は排出されない尿に腎臓を圧迫されてしまい疼痛が生じたり、血尿、嘔吐、腹部が不自然に膨らんだりします。水腎症は尿路に尿を留めておくので、尿の菌が血液に入り込んで全身にまわってしまう可能性が高いです。

    〈治療方法〉

    水腎症は尿が排出されない原因によって治療法が異なります。尿道に結石があった場合は薬物治療で結石を溶かしたり、腹部内視鏡手術で取り除いたりします。また、腫瘍が原因で水腎症を患っていた際は外科手術で取り除いたりするのです。

  • 腎硬化症
  • 〈原因・症状〉

    腎硬化症は高血圧が原因で起こる病気で、高血圧によって腎臓の血管が動脈硬化を起こします。動脈硬化の影響で血管が狭くなって血流が悪くなり、腎臓が硬くなってしまい腎臓の機能が低下します。機能が低下することで、更に高血圧を進行させてしまうということで血圧が高くなる病気の一つとされているのです。

    〈治療方法〉

    高血圧が原因で発症する病気ですから、高血圧を抑える治療法を行ないます。塩分の摂取量を減らすための食事療法、肥満のための運動療法などの治療です。悪化した際は透析療法、薬物療法で血圧を下げる必要もあります。

腎血管性高血圧

〈原因・症状〉

腎血管性高血圧は片側か両側の腎動脈が狭くなることで発症する病気です。腎動脈が狭くなるのは動脈硬化によって血管にコレステロールが蓄積されてしまい、それで血管が狭くなって血流が悪くなります。腎臓は血液の流れが悪くなると、血液を取り戻すために血圧を上げるレニンという物質を生成します。それが原因となって高血圧を引き起こすのです。血圧が高くなる病気ですが、それ以外に目立つ症状はありません。

〈治療方法〉

重度の場合は、カテーテルという細い管とバルーンを使用したカテーテル治療が必要です。バルーンを取り付けたカテーテルを腎動脈に通して、バルーンを膨らませて狭くなった血管を拡張します。

拡張させることで 血液の流れを改善していきますが、中には元に戻ることもあるのです。その場合は、ステントという金属の筒を置いて拡張させます。

薬物療法では、血圧を上げるレニンの生成を抑える薬を使用して血圧を下げます。他にもカルシウム拮抗薬と利尿薬といった降圧薬も使用します。

血圧が高くなる病気を予防する

二次性高血圧を防ぐためには、腎臓を健康な状態のまま保つことが重要です。そのためにも、血圧の上昇を防ぐ必要があるので、ここでは普段の生活から始めることができる予防法を紹介します。

アルコールの摂取の仕方

お酒に含まれているアルコールは、摂取しすぎると血圧が上昇するというデータがあります。そのため、1日に飲むお酒の量を抑えることで高血圧の予防が可能です。日本酒なら1日1合、ビールなら大瓶1本で、ウィスキーなら1杯にすれば大丈夫です。また、アルコールには血管を拡張させる作用もあるため、適度な量を飲めば健康に過ごすことができます。

お風呂の入り方

お風呂の温度も血圧の上昇に大きく関わっているので注意してください。ぬるめのお湯だと、血管の拡張を促して血圧を下げるだけでなくストレスの解消にも効果的です。逆に高血圧の人が42℃の熱いお湯に入ると、脳卒中を引き起こす可能性があります。夏ならお湯は40℃以下で、冬なら41℃以下のお湯につかるようにしましょう。

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